外れがない中華として以前ご紹介した「神田雲林」の姉妹店で、岩本町寄りの高架下に「雲林坊」というお店があります。
場所は、岩本町に程近い高架下。
こちらは、「神田雲林」のカジュアルブランドという位置づけで、担担麺と麻婆豆腐のみのお店となっており、公式サイトによると以下の特徴を持ったお店。
雲林坊の2号店で九段店と同じ担担麺・陳麻婆豆腐の専門店です。 担々麺に使う麺は本店同様全粒粉を使用し、汁ありは細麺、 汁なしには太麺とそれぞれ違う配合の麺を使い分けます。 スープは老鶏・道産ホタテ・干し貝柱から時間をかけて煮出しております。 ラー油その他自家製にこだわり、麻婆豆腐に使用する豆板醤は3種類を独自にブレンドして香りと奥深い味を作り出しております。
お昼時には行列覚悟で
2013年に行き始めた時にはそんなに行列をする事もなく、また並んでいても比較的すぐに入って食べられたのですが、現在はお昼時に行くと店の外に10人程度並んでいるのがざらの状態になっています。
この日は、お昼時を外した13時ということもあって5人程の行列で、行く予定はなかったのを急遽変更して列の一番最後に。
ところが、この列が全然進まなくてお店に入ったのは結局並び始めて20分程経ってからでした。
定番の「汁なし担々麺」
入口を入ると左手に券売機がありますので、そちらで食券を買って、紙エプロンが必要な場合は券売機の横に置いてあるものを自分で取って席に。
お店はL字型のカウンターのみとなっており、順番に呼ばれるのを待ちます。
こちらで私が一番頼む事が多いのが、定番の「汁なし担々麺」。
時間的には「汁ありの担々麺」の方が早めに出来上がるのですが、「汁なし担々麺」でも注文して大体10分程度待つと出てきます。
「半熟たまごのせご飯」も付けてみました。
こちらの「汁なし担々麺」は、茶色い太麺にたっぷりの挽き肉とピーナッツ、小松菜、ごまが載って出てきますので、麺と具を最初に混ぜていただきます。
写真でも分かるように、味付けは四川料理の特徴である花椒と唐辛子の麻辣味がガツンと効いていて、汗が出るぐらいの痺れる「辣」とヒリヒリするような特徴的な花椒の「麻」がバランス良く、辛いんですがこれが美味しさとなって口に広がります。
こちらのメニューには、使われている香辛料等が書いてありますが、「汁なし担々麺」には四川朝天辣椒、唐辛子、四川花椒、辣油、芽棗、全粒粉麺が使われているようです。
とんがり感がなくなった?
こちらのお店には、2013年には1週間に1回ぐらいの勢いで伺っていましたが、中の人が変わったなーと思った途中から「ちょっと違う」感が増して来て、段々と足が遠のいてしまっていました。
というのも、最初に食べた頃は「麻」と「辣」の刺激がかなり印象的だったんですが、最近はなんか「麻」も「辣」も弱くなって、全般的にボケた感じの印象に。
見た目も、現在は肉の量がかなり多く、実際に食べてみてもかなり肉の味が強く感じられるのですが、以前はこの写真のような量で全体のバランスがもう少し違っていたように思います。
美味しいんだけど…
麺以外にも麻婆豆腐ご飯セットは、神田雲林の麻婆豆腐が気軽に食べられます。
夏には限定の「冷やし担々麺」があり、こちらも美味しいです。
今、神田雲林の方は、お昼前の11時半に行っても既に予約で一杯と言われて入れないことも多い、ということもあって気軽に食べに行く事が出来るこちらは大変便利ではあります。
ただ、それでも時間によっては並ばないといけないのと、お気に入りだった「汁なし担々麺」の期待値が下がってしまったのが非常に残念で、暫くは「どうしても行きたい」というような積極的選択からはやはり外れたままで、定点観測的に訪問することになりそうです。