比較サイトでLCCを使うとタイのバンコクまで往復3万円程度で行けるのに驚いたで書いたように、いまや非常な低価格で海外旅行ができる時代です。
しかし、エアアジアを始めとするLCC(ローコストキャリア)を使うにあたっては、追加の料金を取られないように出来るだけ荷物を減らす事が必要です。
そのため、海外旅行に出かける前にいくつか買ってよかったものが色々とありましたので、それをご紹介します。
購入して良かった5つのグッズ
購入して良かったグッズは、以下の5つ。
旅行はかり
まずは、荷物の重さが簡単に量れる「旅行はかり」。
例えば、エアアジアの場合、機内に持ち込める手荷物は、機内持ち込みバック(大)が56㎝x36㎝x23㎝を超えないもの、機内持ち込み手荷物(小)が40cm x 30cm x 10cmですが、さらに最大合計7kgまでとなっていますので、重量をシビアに量るために購入したのがこちら。
ベルトの先にはフックが付いています。
背面には電池ボックスがありますので、付属のプラスドライバーでネジを回して蓋を開けると水銀電池のCR-2032/2Pが入っています。
箱から出した状態では、プラスチックの絶縁シートが挟まっていますのでそれを引き抜いて使えるようにします。
電源ボタンを押すと、バックライト付きの液晶が光って計測ができる状態に。
持ち運びは、専用の袋に入れて。
使い方
使つ場合には、ベルトを荷物の持ち手などに通してフックの根元に固定してから、電源を入れて荷物を持ち上げて量ります。
写真ではkg単位の表示になっていますが、電源ボタンの横にあるUNITボタン押す度にg/kgの変更ができ、60秒間操作しないと自動的に電源は切れます。
量れる重量は、最小100gから最大50kgまでで、はかりを数秒安定させて持つと表示がロックします。
荷物をギリギリまで絞る場合にも使えますが、受託荷物の重量を量る場合にも便利でした。
Anker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)
言わずと知れたAnkerのモバイルバッテリー。
モバイルバッテリーは、電源がどこでも探せる日本においては特に必要としていなかったのですが、海外だとどこに充電環境があるか分からないので買ってみました。
実は最初、容量も大きくUSBポート数が2つあるAnker PowerCore II 20000 (20000mAh 超大容量 モバイルバッテリー)を買おうと思っていました。
ところが、Anker PowerCore II 20000 (20000mAh 超大容量 モバイルバッテリー)の在庫がなく出発までに間に合わない感じでしたので、仕方なしにAnker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)を購入する事に。
しかし、実際に使ってみるとAnker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)の大きさは非常に小さく重さも非常に軽い。
また、iPhone 8 PlusやASUS ZenPad 3 8.0 Z581KL-BK32S4への充電についてはPowerIQ 2.0に対応しているため短時間で終了し、さらに充電容量が大きいので複数回利用できるという優秀さ。
USBポート数は1つしかありませんが、同時に利用したいと思う時がなく、私の使い方では2つもいりませんでした。
充電残量についても、本体のボタンを押すだけで、ランプの表示される数で簡単に確認ができます。
そのため、Anker PowerCore II 20000 (20000mAh 超大容量 モバイルバッテリー)を買えなくてよかった、とまで思えてきました。
実際は、タイにおいてあまり出番はありませんでしたが、これ一つを鞄に入れて置くだけで安心感が全く違いました。
Vacplus 10枚入 衣類 圧縮袋
他に役に立ったものとしては、圧縮袋。
荷物を小さくするためには、収納をどれだけ効率的に行うかがポイントになりますが、こちらを使えば、衣類などを圧縮してかなり小さくできます。
使い方
衣類を袋にいれて、付属のスライダーを端からゆっくりとすべらせて、チャックを閉じると密封がされますので、チャックがある側から巻きながら押すと反対側から空気がぬけていきます。
空気を抜くと、こんな感じでぺしゃんこになって非常に小さく。
掃除機やポンプが必要なく、手でクルクル巻くだけで空気を押し出すことができるので、旅行にもっていくのには大変便利です。
これで、着替えなどは出来る限り小さくすることができました。
Inateck 13.3Inch インナーケース
ちょっと変わったところで、PCのインナーケース。
日常では別のインナーケースを使っているのですが、荷物を減らすためには余計なものは出来るだけ持っていないようにする必要があります。
そこで、購入したのがこちら。
フエルト生地でできているので、本体を傷つける心配はありません。
大きさは39.8cmx25.5cmx5.4cmと、13インチのMacBook Proを入れるのには十分です。
背面にも二つ小さなポケットがあり、スマートフォンやイヤホン程度なら入れられます。
蓋を開けると、メインの収納以外にももう一つ収納があり、こちらはタブレットなどを入れられる大きさがあります。
13インチのMacBook Proを重ねるとこんな感じ。
付属品を入れるための袋が、もう一つ別で付いています。
PCの画面を綺麗にするための布も付属。
13インチのMacBook Proの電源ケーブルを入れてみました。
このインターケースは、特別多機能な訳でもありませんが、余計な出っ張りなどがなく、PCを保護して収納する事だけを考えると大変良いものでした。
南京錠とワイヤー
私が買ったのはTSA鍵だったんですが、こちらは調べてみると今ではあまりお勧めし兼ねると判断して南京錠とワイヤーとしています。
TSA鍵というのは、アメリカ合衆国国土安全保障省の運輸保安庁から認定を受けた旅具等に備えられた施錠機構の総称で、TSAロック機能が装備された荷物・錠前等は、運輸保安庁係官が専用の合鍵を用いて、随意荷物を抜き取り開錠し荷物を検査することが出来る、というものです。
ただし、2015年9月にインターネット上でマスターキー(TSA001からTSA007)の写真が流出し、これを元にマスターキーの3Dデータが作成・公開されたため、3Dプリンターで合鍵が誰でも作成可能となる事態となってしまっています。
ねとらぼ:【注意】スーツケースなどに使われる「TSAロック」のマスターキー情報が流出 誰でも“合鍵”作成可能な状態に
スーツケースなどに使われている「TSAロック」。このマスターキー情報がWebに流出し、GitHubで3Dデータが公開されるなど大きな問題に発展しています。
そのため、現在ではTSAロックの使用は無意味、もしくは逆に危険とみなされるようになりつつあり、主要な北アメリカの航空会社は、TSAロックを含む全ての施錠を「しない」よう推奨することが多くなっているそうです。
使い方
LCC(ローコストキャリア)を使う場合、出来るだけ荷物を減らして機内持ち込みに収まる範囲にするのがいいのですが、一人で旅行している場合にはトイレに行くだけでも荷物をそのあたりに放り出して置いておく訳にもいかず、大きな荷物を常に持ち歩く必要があります。
こういった時に、南京錠とワイヤーがあれば、荷物に鍵をかけた上で、柱などにワイヤーで結ぶことで盗難のリスクを少しでも減らすことができます。
TSAロックは、マスターキーの流出により開錠の危険性はありますので、以下のような南京錠を持ち歩くのもいいと思います。
荷物をどれだけ減らせるか
エアアジアを始めとするLCC(ローコストキャリア)を有効に使うためには、荷物をどれだけ減らせるかがポイントになってきますが、ご紹介したようなグッズを使えば、少しでも重量と容量を減らせると思いますので、是非参考にしてみてください。