外出自粛生活のダイエットはRunkeeperとプランクでフィットネスクラブいらずになったで書いたように、新型コロナウィルスの蔓延が続く中での運動は、ランニングとプランクを行っていました。
しかし、毎朝続けていたプランクが何かのきっかけで嫌になって辞めてしまい、ランニングもあまり行かなくなってしまいました。
そうすると、消費カロリーが減ってしまったことでやはり体重が増えてしまいます。
ただ、一度運動を辞めてしまうと、改めて運動をするためのモチベーションが上がりません。
そこで、頑張ってやるダイエットではなく、気楽に始められそうなスロージョギングを始めることにしました。
スロージョギングとは?
私がスロージョギングをやるにあたって、購入したのはこちらの本です。
スロージョギングとは、歩く程度のゆっくりした速度で走るジョギング法です。
福岡大学の田中宏暁・スポーツ科学部教授が考案した、スロージョギングは、速く走る有酸素運動ではなく、隣を走る人と会話できる程度のペースの「ニコニコペース」で走ります。
この「ニコニコペース」で走れば、脂肪燃焼に適したジョギングができますが、これには心拍数をあまり上げたり下げたりしない事が必要になります。
そのため、このときの心拍数は以下の公式で求められる数値が目標になります。
138-年齢÷2
例えば、年齢が40歳の場合だと「138-40÷2」となり、目標とする心拍数は「118」。
ただし、一般社団法人日本スロージョギング協会のWebサイトには、スロージョギング®とはというページがあり、走り方については書いてあるのですが、この心拍数については書いてありません。
そのため、日田市健康保険課健康支援係が作っている「スロージョギングのすすめ(PDF)」がわかりやすくていいと思います。
この心拍数について、走りながら手動で計測することはできないので、これを機会にスマートウォッチを購入することに。
スマートウォッチとは?
スマートウォッチとは、腕時計型の電子機器です。
スマートフォンのように液晶が付いていて、画面をタッチして操作することができるものから、アナログの文字盤が付いてる普通の時計に見えるものなど、様々なモデルがあります。
スマートウォッチとしては、AppleのApple Watchが有名ですが、Apple Watchはかなり高額です。
また、今回は心拍数を計測をすることがメインの目的ですので、Apple Watchのような多彩な機能は不要です。
Amazonで見ると、HUAWEIやXiami、Amazfitといった商品が低価格で出ていますが、個人情報なども管理することになるので、流石に中華系は厳しい物があります。
そこで、以下の3つの条件で商品を探してみました。
- 心拍数を計測できる
- メーカーが中国以外
- 予算は2万円以下
選択肢はFitbitかGarminか
上記の条件で見ると、選択肢がFitbitかGarminになります。
スマートウォッチは、以前もJawboneという会社がありましたが、結局は倒産をしてしまったということがありました。
The Informationの米国時間7月6日の報道によると、業績不振が何年も続いていたJawboneが破産手続きを開始したという。
CNET:フィットネストラッカーで知られるJawbone、破産手続きを開始か
一方、Fitbitは、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くフィットネス機器を製造する企業で、2021年にGoogleによって買収されました。
大西洋を挟んだ両側での規制の精査後、Google(グーグル)は米国時間1月14日朝、同社がウェアラブルのパイオニアFitbitの買収を完了したことを発表した
TechCrunch:グーグルが約2180億円でFitbit買収を完了と発表、ただし米司法省は審査継続中とコメント
なかなか成長しなかったスマートウォッチの市場ですが、Appleが出しているApple Watchと、GoogleのFitbitという二強が生き残る可能性が高そうです。
そのため、Apple Watch以外だとFitbitを選択するのが無難でしょう。
2021年4月19日追記:1989年に設立され、米国に本社を構えているGarminを忘れていましたので追記しました。
4種類から選択が可能
Fitbitを買う場合、2万円以下で購入できる商品はいくつか選択肢があります。
実際の購入にあたっては、公式サイトからAmazonにリンクがされていますので、Amazonで購入をすることになります。
2万円以下で買える商品としては、Fitbit InspireHRとFitbit Inspire2、Fitbit Versa 2、【Suica対応】 Fitbit Charge4の4種類があります。
価格は2021年4月18日時点では以下のようになっています。
- Fitbit InspireHR:税込13,500円
- Fitbit Inspire2:税込16,100円
- Fitbit Versa 2:税込18,173円
- 【Suica対応】 Fitbit Charge4:税込18,173円
Fitbit InspireHRかFitbit Inspire2か
最初に検討したのが、Fitbit InspireHRとFitbit Inspire2。
価格はFitbit InspireHRが一番安いのですが、Fitbit Inspire2が後継機種となっていますので、以下のように機能の改善が行われています。
- バッテリー駆動時間が最大5日から10日に増えた
- 左側のボタン一つから、左右のタッチセンサー2つに増えた
- 本体サイズがスリムになった
- サイレント/スリープモード、防水ロックの機能が増えた
- アクティブ・ゾーン時間(分)を取得できるようになった
- Fitbit Premiumの1年間無料トライアルが提供される
アクティブ・ゾーン時間とは、Fitbit Inspire2 ユーザーマニュアル(PDF)に記載がありますが、心拍数に応じて現在の運動が脂肪燃焼なのか有酸素運動なのかというのを教えてくれるというものです。
脂肪燃焼、有酸素運動、またはピーク時の心拍ゾーンで費やした時間に対し、アクティブ・ゾーン時間(分)を獲得します。あなたの時間を最大限活用するために、有酸素運動またはピーク・ゾーンにいた1分間につき、2アクティブ・ゾーン時間(分)を獲得します。
Fitbit Inspire2 ユーザーマニュアル(PDF)
ただし、これはデバイスが振動する回数や液晶表示でどのゾーンにいるかがわかるというものです。
運動後にはアプリ側でFitbit InspireHRでも確認ができるので、人によってはあまり使わない機能かもしれません。
バッテリー駆動時間については、できるだけ長い方が望ましいところですが、現時点での価格差2,600円を考えると、Fitbit Inspire2の方が良さそうです。
Inspire2かCharge4かVersa2か
次に検討したのが、Fitbit Inspire2、Fitbit Versa 2、【Suica対応】 Fitbit Charge4の3種類です。
価格的には、Fitbit Versaと【Suica対応】 Fitbit Charge4がFitbit Inspire2よりも2,000円ほど高い。
公式サイトの製品を比較するでは、機能比較ができますのでやってみました。
健康管理機能
まずは健康管理機能です。
ここは3機種ともに違いがありません。
運動機能
運動機能では違いがでてきました。
Fitbit Inspire2は、上った階数とワークアウトの強度マップが取得できません。
一方、ペースと距離を測定するのに、【Suica対応】 Fitbit Charge4だけがスマートウォッチ本体だけで測定ができます。
ただし、私の場合には基本的にスマートフォンも一緒に持って運動をするため、あまり関係のない部分ではあります。
スマート機能
最後にスマート機能ですが、ここは機種によって機能差があります。
スマートスピーカーアプリがあるか
Fitbit Versa 2のみ、Amazon Alexaが搭載されています。
Fitbit Versa 2の後継機種であるFitbit Versa3や新機種のFitbit Senseでは、Amazon AlexaだけでなくGoogleアシスタントもついてますが、そもそもスマートウォッチにこれが必要かどうかですね。
スマートウォッチ用アプリが使えるか
Fitbit Versa 2にはスマートウォッチ用アプリの機能があり、「スマートフォンを探す」という機能や、MusicアプリでFitbit Versa 2自体に音楽が保存できるのは、確かに便利です。
音楽再生機能があるか
【Suica対応】 Fitbit Charge4は、Shopifyでの音楽再生に対応していますが、これを使うにはSpotify Premium サブスクリプションに加入が必要なので、私の場合には使えません。
これは、Fitbit Versa3やFitbit Senseも同様ですので、自分の好きな音楽だけ聴く人の場合にはFitbit Versa 2の方が良いいかもしれない点です。
決済機能があるか
あと、決済機能がFitbit Versa 2と【Suica対応】 Fitbit Charge4には付いており、クレジットカードやデビットカードでの決済がスマートウォッチ本体のみで行え、さらに【Suica対応】 Fitbit Charge4は名前の通りSuicaにも対応しています。
その他の機能
Google Fast Pairの機能は、接続したいワイヤレスイヤホンを最初にペアリングをしておけばいいですし、常時画面表示モードやGorillaガラスかどうかは、スマートウォッチにおいてはあまり重要ではないでしょう。
サイズとバッテリー駆動時間
公式サイトの製品を比較するでは、サイズと重量、バッテリー駆動時間が比較できませんので、抜き出してみました。
製品名 | Fitbit Inspire2 | 【Suica対応】 Fitbit Charge4 | Fitbit Versa 2 |
---|---|---|---|
サイズ | 3.73×1.67×1.29 cm | 4.2×10.3×22.5 cm | 4.9×10.25×22.6 cm |
重量 | 20g | 30g | 40g |
バッテリー 駆動時間 | 最大10日間 | 最大7日間 | 6日間以上 |
バッテリー駆動時間は、Fitbit Inspire2が一番長く持ち、重量的にもFitbit Inspire2が一番軽い。
サイズのバランスと決済で【Suica対応】 Fitbit Charge4に決定
色々比較をしてみましたが、最終的には【Suica対応】 Fitbit Charge4を以下の3つの理由から買う事にしました。
- Amazon AlexaやGoogleアシスタントは使わない
- Suicaが使える
- 適度なサイズとバッテリー
Amazon AlexaやGoogleアシスタントは使わない
Amazon AlexaやGoogleアシスタントについては、私自身、Google Home miniを持っているのですが、結局radiko(ラジコ)でFMを流すのに使っているだけで、いまだに有効な活用方法が見いだせないんですよね。
また、スマートウォッチは外で使うものですが、人がいる中で声で操作するのはちょっと気が引けるというのもあります。
Suicaが使える
次に、スマートフォン無しでも決済ができる決済機能は便利ですが、さらにSuicaが使えるのが便利という判断です。
決済機能ではクレジットカードやデビットカードを登録して使えるのは便利ですが、クレジットカードと同じように使えてしまうため、紛失・盗難に遭った時のリスクがかなり大きくなってしまいます。
一方、Suicaであればチャージを行う形ですので、チャージされている金額以上の被害が出る恐れがありません。
新型コロナウィルスが蔓延してから電車に乗っていませんので、本来の電車に乗る際に便利という事はありませんが、決済手段としてのSuicaは便利です。
適度なサイズとバッテリー
Fitbit Versa 2は画面が大きく、スマートウォッチ用アプリは魅力的なんですが、バッテリー駆動時間がその分短いのと、重量も重くなります。
一日中腕に付けるものとしては、できればサイズは小さく、重量も軽い方が良いのが望ましい。
【Suica対応】 Fitbit Charge4をAmazonで購入
公式サイトからAmazonで【Suica対応】Fitbit Charge4を購入。
注文した翌日に届きました。
箱の中は内箱があり、【Suica対応】 Fitbit Charge4の本体が入っています。
本体の下には、充電ケーブルや長めの替えバンド、商品説明書、ヘルプサイトへの案内が入っています。
替えバンドは、本体に付いているものよりも長くなっていますので、バンドが短い場合には交換して使います。
別で替えバンドも販売されています。
充電ケーブルは、45cmとあまり長くありません。
【Suica対応】 Fitbit Charge4の本体は、腕時計よりも一回り以上小さい。
【Suica対応】 Fitbit Charge4の本体背面には、光学式心拍センサー。
【Suica対応】 Fitbit Charge4の設定などについては、次回に。