前回の大阪・関西万博2025に行ってきました:事前準備編の続きで、今回は大阪・関西万博に夜間券で行った当日編です。
夜間券で16時過ぎに万博に行ってきた
2025年7月13日の日曜日に、夜間券で大阪・関西万博に行ってきました。
夜間券は本来17時からの入場ですが、トワイライトキャンペーンが始まった事で16時から入場ができるようになっています。
新大阪からシャトルバスに乗って西ゲートに着いたのが16時25分頃。

この時間帯だと入場ゲートもガラガラです。
手荷物検査もスムーズで、用意してきた印刷済みのQRコードをかざして中に入ると、中は人でいっぱいです。

ミャクミャク
大屋根リングに向かって歩いて行くと、ミャクミャクがお出迎え。

PASONA NATUREVERSE
ミャクミャクの右にはPASONA NATUREVERSE(通称、パソナ館)。

パソナ館の先端には、鉄腕アトムが。

よしもとwaraii myraii館
その隣には、よしもとwaraii myraii館。

GUNDAM NEXT FUTURE
ミャクミャクの左手には、GUNDAM NEXT FUTUREがあります。

GUNDAMはしゃがんでるとはいえ、でっかくて迫力があります。

大屋根リング
大屋根リングは、近くに行くと凄い迫力です。

あまりの大きさに全く写真に収まりません。

歩き疲れた人たちが、大量に大屋根リングの下で休んでました。

大屋根リングの下に入ると、複雑な構造が見られます。

大屋根リングの下は、確かに日陰になっていますし、風が抜けて気持ちが良いんですよね。
大屋根リングの中を回ってみる
大屋根リングの中に入ったので、ここからはパビリオンを巡ります。
当日登録にチャレンジしたが予約は取れず
その前に、大阪・関西万博の会場に入場して10分後からは、当日登録ができますのでそちらをチャレンジ。
10分を待ってすぐに大阪・関西万博 公式アプリからアクセスをしてみましたが、いきなり混雑の画面が。

まあ、そんなもんですよね。
そこで、予約は諦めてぐるっと大阪・関西万博会場を見ていきます。

アゼルバイジャン館の前に来ましたが、列の長さにここはスルーで。
コネクティングゾーンがさくっと入れたので、見てみました。
コネクティングゾーン
ここには、輪島塗の大型地球儀が置いてあり、輪島塗の技法を説明する動画が流れていました。

ここ以外は、どのパビリオンもかなり長い列ができています。
そのため、大屋根リングの上に登ってみました。
大屋根リングの上
大屋根リングの上に登ると、大阪・関西万博会場を見渡せます。

ただ、会場が広すぎて全体像までは把握できません。

大屋根リングの上部構造を見ることができる、展望台も用意されています。

タイ王国パビリオン
大行列で入れそうにないので、大屋根リングの上から、写真だけ取った各国のパビリオン。

タイ館は、大きな屋根が特徴的。
オーストリア共和国パビリオン
オーストリア館は、建物の前にステージがありましたので、入れなくても楽しめそうです。

インドネシア共和国パビリオン
インドネシア館も特徴的な屋根をしています。

ウズベキスタン共和国パビリオン
ウズベキスタン館は、屋根はモスクの建築デザインに寄せているそうですが、日本の杉でできているそう。

パビリオンを回ってみた
大屋根リングの中を歩いていると、少し並べば入れそうなパビリオンがあったので入ってみました。
サウジアラビア王国パビリオン
あちこち歩き回っているうちに、サウジアラビア館のパビリオンが空いてそうでしたので並んで入ってみました。

中には、20分もかからず入れました。

細くなっている入口を抜けると、広場に出ました。

そこではサウジアラビア伝統の頭に「シュマーグ」と呼ばれる布を巻き、その上に「イカール」という黒い輪をつけた男性DJが、なぜかグルーブ感バリバリの音楽を流してます。

サウジアラビア王国のパビリオンは、天井が空いてるのが気持ち良いですが、雨が降るとちょっと大変そうですね。

この中庭では色とりどりのプロジェクションマッピングのショーが開かれるそうなんで、夜にまた来てみたいですね。

中の展示は、伝統と近代化という二つがメインになっていました。


広大な国土と砂漠地帯、イスラム教の聖地メッカというイメージでしたが、、伝統と近代化が混在する変化の途上にある国であるというのを伝えようとしているのが面白かったですね。
スペイン王国パビリオン
次に行ったのが、サウジアラビア館の横にあった、スペイン館です。

こちらは、10分程度で中に入ることができました。
スペイン館のテーマは、黒潮。

最初にあるのは、映像が映し出された真っ青な地球の立体モデル。

その後、アメリカのトレジャーハンターによって引き上げられた沈没船の財宝が、裁判の末にスペイン政府に返還されるまでのお話を時系列で展示。

ポストカードでスペインの情報を伝えるエリア。

オレンジ一色の壁がスペインらしさ満点でした。

お土産ブースでは、スペインビールやオリーブオイルが一杯!

スペインのオリーブオイルは以前買った事があるのですが、ちょっとお高いですが美味しかったので、万博でも買ってしまいました。
購入したのは、オレオ・アルマンゾーラという税込2,500円のオリーブオイルで、実際に使ってみましたが美味しかったです。

ただこれはネットで調べたら1,500円未満で買えるようですので、万博で買わなくてもいいですね(笑)。
オーストラリア連邦パビリオン
その次はスペイン館の隣にある、オーストラリア館へ。
オーストラリア館のテーマは太陽の大地へ。

最初に、オーストラリアの森を思わせるエリア。

その先に進むと、海の綺麗な映像が続きます。
ただ、映像がメインなのであまり印象に残らなかったです。
途中で日が沈んできましたが、夕闇が迫る時間帯の大屋根リングから見える太陽も美しい。

イタリア共和国パビリオン
18時半を過ぎるとそう並ばずに入れるパビリオンが急に増えてきました。
今回、イタリア館には絶対行きたいと思っていましたが、19時前に入る事ができました。

イタリア館に入る時に写真を撮ってなかったので、これは後から撮影した外観です。
建物の中に入ると、古代ローマの円形競技場のような作りのところで中に入るのを待ちます。

暗幕の前で列になって待っていると、円形劇場型のシアターエリアへ案内されます。

そこでは、イタリア各地の映像を4分割されているスクリーンで鑑賞。

映像が終わると終わると、そのスクリーンが回転扉のように回ってメインホールへの通路に早変わり。
メインホールには、貴重な展示物がゆったりとしたスペースで展示されています。

天井には、アルトゥーロ・フェラリンが1920年にローマから東京まで飛行した際に使用したSVA9型機の復元機が吊ってあります。

正面中央には、紀元2世紀、古代ローマ時代に制作された大理石の彫刻でナポリ国立考古学博物館に所蔵されている「ファルネーゼのアトラス」。

ギリシャ神話の巨人アトラスが、天球を支える姿を360度、どこからでも見る事ができますが、48の星座が精緻に彫られた天球や、天球を支える肩の筋肉の盛り上がり、力が入っている足などの表現が素晴らしいですね。

「キリストの復活」は、ローマにあるバッサーノ・ロマーノの教会が所蔵する高さ約2メートルの立像で、ミケランジェロが制作を進めていたが、彫刻の顔左側に黒い筋が出てきたため放棄され、その後、1600年代に別の彫刻家が完成させたというもの。

確かに、胸の下にやりで突かれた傷跡がありますね。

2026年のミラノ・コルティナ冬季五輪・パラ五輪で使われる予定の聖火トーチがありましたが、このデザインも素晴らしいですね。

そういった歴史的な美術品の中に、なぜかトカマク型核融合炉の模型がありました。
メインホールを抜けると、バチカン美術館が所蔵するカラヴァッジョの「キリストの埋葬」が暗い室内にライトアップされて展示しています。

「キリストの埋葬」は、キリストが十字架から降ろされ、墓に納められる直前の瞬間が描かれています。
レンブラントのように斜め上から光を当ててコントラストを付けるのではなく、明るい部分と暗い部分のコントラストで画面に奥行きと変化をもたらしており、劇的なその瞬間を写真で切り取ったように描いています。

その先には、レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆の素描が。

超がつくほどの遅筆だったと言われているレオナルド・ダ・ヴィンチですが、この素描はかなり細かく書き込まれており、未完成作品が多いのもそのこだわり故だったのかもしれませんね。
イタリア館が見れて、本当に大満足でした。
アオと夜の虹のパレード
夜になって、水上ショー「アオと夜の虹のパレード」の時間になったので、ウォータープラザに向かいます。
ただ、19時30分の時間ギリギリに行ったので、ショーが行われる正面はもう一杯で、端の方しか場所が取れませんでした。

写真でもわかるように、大屋根リングの上も人で一杯です。

さすがにメインのところからは遠かったので、映像の部分があまり見えませんでしたが、それでも音楽と水の動き、映像をかなり楽しめました。
途中から局地的大雨が降ってきて人が減ったので、メインのところまで傘をさして歩いていきましたが、減ったとは言え多くの人がおり、通路では観覧ができなかったので、次回はもう少し早めに行ってみたいですね。
この日は、雨のせいでドローンショーもなかったようで、それが残念でした。
再度、パビリオンへ
「アオと夜の虹のパレード」を見た後は、再度パビリオンを巡ります。
シンガポール共和国パビリオン
シンガポール館が数分で入れそうでしたので、入ってみました。
中に入ると、天井から切り絵がぶら下がっていました。

シンガポール館は、建物の外周をぐるぐる回って上に昇っていく作りになっています。
自分の夢を描いたものが映像で映し出されるところに出ましたが、端末が混んでいたのでここはスルー。

一番上にあがると、植物が一杯でドリンクも売ってました。

下まで降りてシンガポール館の展示を出たところに、レストランがありました。

時間も20時を過ぎてお腹が空いていたのと、お店のあまり混んでいなかったので夕食を食べる事に。
ラクサヌードルを食べたかったのですが、注文するときには残りがシンガポールチキンライスしか残っておらず、2,000円のシンガポールチキンライスを注文しました。

シンガポールではチキンライスですが、タイだとカオマンガイ。
日本でもタイでもカオマンガイを食べに行くぐらい、チキンライス好きですが、シンガポール館のチキンライスもかなりレベルが高い。
値段は確かに高いですし、量も少な目ですが、鶏の旨味がしっかり出てますし、右の濃い色のタレはシンガポールっぽい味付けで、真ん中の辛いタレで味変しながら食べましたが、かなり美味しかったです。

ベルギー王国パビリオン
シンガポール館の次は、ベルギー館に。
20時半ぐらいに入りましたが、この時間だとほとんど並ばずに入れます。

中に入ると、水がカーテンのように上から流れる、緑に囲まれたエリアにまず通されました。


ベルギーと言えばチョコレートとかのイメージですが、ベルギーはヨーロッパの地政学的に重要な位置にあり、そのためワクチン輸出大国となっているそうです。

そのため、展示は医療とワクチンの話ばかりで意外な印象でした。
ただ、他のパビリオンもそうなんですが、各国、パビリオンにはスポンサー企業が付いていて、そこの思惑が展示に影響しています。
ベルギー館もベルギーの製薬会社UCBジャパンが、ベルギーパビリオンを支援しているので、こんな展示なんでしょうね。

夜はパビリオンがライトアップされて綺麗
21時になると、流石に入れるところがなくなってきました。
ブルガリア館は、国旗の色に彩られて綺麗。

ガンダムもライトアップ。

ミャクミャクもライトアップ。

パソナ館もライトアップ。

大屋根リングも綺麗です。

帰りは東ゲートから帰る方が良い
入る時は西ゲートから入ったので、帰りも西ゲートに向かったのですがこれが失敗。
バスもタクシーも大行列で1時間程度待って、そこから最寄り駅に行く事になります。
そのため、帰りは東ゲートから電車で帰るのが一番です。
予約なしでも6館+水上ショーを楽しめた
大阪・関西万博の初日は、夜間券で16時半から21時までいましたが、結局、予約なしでも各国のパビリオンに6館入れましたし、水上ショーも楽しむ事ができました。
ずーっと立っていたので、かなり腰が痛かったですし、途中で雨が降ってきた時間がありましたが、大阪・関西万博はかなり楽しかったです。
翌日は大阪・関西万博に朝から行ったので、それは次に続きます。