「Google Nexus 7」の箱開封からセットアップまでの『[レビュー]「Google Nexus 7」が届きました』の続きです。
10月7日に「Google Nexus 7」が届いてからもう既に5カ月。
続々と発売される端末に心を動かされ、「iPad mini」は店頭で実際に触ってみましたが、結局追加の端末を買う事はなく「Google Nexus 7」を毎日持ち歩いて使っています。
では5ヶ月使ってみた感想を述べていきましょう。
「Google Nexus 7」は、モバイルに最適なサイズで、タブレットを「パーソナル」に使える
使って一番感じたのは「Google Nexus 7」のサイズが持ちやすく使いやすい、という点です。
「Google Nexus 7」は重量が340gと非常に軽く、「Kindle Fire HD 16GB
大きさは「iPad 2」、「Google Nexus 7」、「iPhone 3GS」と比べた画像をみればわかるように、大きさはiPad 2よりも小さいため10インチタブレットと比較をすると明らかに可読性は下がります。
ところが「Google Nexus 7」が来てから私自身、家にいてもiPad 2を触る機会が格段に減りました。
これはiPadを使っておられる方はわかると思いますが、iPadに代表される10インチタブレットは、両手に持って使う場合でも大変重たく、片手で持つ事は到底出来ませんので、映画を見る時等の長時間の利用ではスタンドを使うか、机の上に置いて使うことになります。
これに対して「Google Nexus 7」は、片手で持って操作していても重たいとは感じず長時間使うことができるため、スマートフォンと同じような感覚で大きな画面のタブレットを使うことができます。
また、iPadは家族に見せたい情報を調べるのに利用する事が多かったのですが、「Google Nexus 7」は、スマートフォンのように自分一人で使うことが多く、非常に「パーソナル」な使い方をするタブレットである、ということを感じます。
さらに、「Google Nexus 7」は、電車の通勤時に片手で持って使っていても、全く苦痛な重量ではありませんし、鞄に入れておく場合にも7インチというサイズは場所を取りませんので、今までiPhoneを使っていたようなモバイルのシチュエーションでも「Google Nexus 7」の方が快適で「Google Nexus 7」を使う事が多くなりました。
スムーズな動作と奇麗な画面でストレスなしで使える
私自身はPDAの「ザウルス」「CLIE」等のモバイル端末を多数乗り換えて来ましたが、動作が遅いと感じる端末の場合、ストレスが溜まってすぐに使わなくなってしまいました。
この感覚は未だに同様で、最初iPhone 3Gを買ったときにはその動作の遅さに「これは流行らない」と思わず断言しました。それがiPhone 3GSが出て、そのもっさり感が一気に解消された段階で初めて「これは流行るかも」と考えを変えたぐらい「キビキビ感」を重要視しています。
これに対し、今回の初Android機である「Google Nexus 7」は、以前他の方に触らせていただいた初期Xperia等とは異なり、最初からさくさくと動きます。
インターネット接続については家ではwifi、外ではイーモバイルのモバイル・ルーターを利用していますが、ブラウザが落ちることもなく、非常に快適な使い心地で、電子書籍のkindleアプリで電子書籍を見たりAngry Birdsといったゲームをやっていても、ストレスを感じることは全くありません。
また、「Google Nexus 7」は、前回の『[レビュー]「Google Nexus 7」が届きました』で述べたように、Googleのアカウントがセットアップされた状態で届きますので、Google マップ、Gmail、Google Calender、You Tube、Google ドライブ等を最初から使うことができ、Google Playの豊富なアプリもすぐにダウンロードができますので、欲しいアプリについてもすぐに手に入れることができます。
アプリについてはまた別で詳しく述べたいと思いますが、iOSにあって「Google Nexus 7」で使えないAndroidアプリや代替アプリが存在しないものは「食べログ」等の一部であるため、今やiPhone 3GSから「Google Nexus 7」への完全移行を進めています。
「費用対効果」に満足
「Google Nexus 7」が届いてからの5ヶ月間に「iPad mini」「Kindle Fire HD 16GB
Webサイトの閲覧で使う分にはどれもあまり大差がないと思われますが、価格、Googleの「Android」とAppleの「iOS」というシステムの違い、アプリをどこまで利用するか、という3点が選択のポイントとなるでしょう。
「Android」は、自由度が高い代わりに、自己設定が必要で、「iOS」は自由度が低い代わりに、自己設定は不要、端末価格も「Google Nexus 7」「Kindle Fire HD 16GB
「Google Nexus 7」はGoogleが自社ブランドで販売をしていますので、Androidのバージョンアップやアプリについては安心して使えますし、アプリもAndroidのアプリが全てダウンロードできるGoogle Playが使え、スペック的に「Kindle Fire HD 16GB
Amazonが販売をする「Kindle Fire HD 16GB
OSはAndroidをカスタマイズした独自のシステムとなっており、アプリを独自のAmazon Androidアプリストアからダウンロードする必要があるため、Google Playには数で敵いませんし、使用感も異なるのでそのあたりで評価が分かれるところでしょう。
Appleが販売する「iPad mini」は、豊富なApple Storeのアプリが使え、唯一背面カメラもついており、重量も一番軽く、画面サイズは7.9インチと横幅が広いのですが、片手で持って使うには男性でもちょっとギリギリという感じなのと価格が3機種の中で一番高いのがネックです。
つまり、「価格」を重視するなら「Kindle Fire HD 16GB
非常にバランスが取れた端末
こうして見ると「Google Nexus 7」は、大きさ・重さ・動作速度・価格のバランスが非常に良い端末です。
今や、32GBのモデルも発売され、データ通信SIMに対応したモデルも発売されるようですが、iPad mini」「Kindle Fire HD 16GB