先日、WebサイトにInateck社の方から「新商品の性能評価」をして欲しい、との連絡がありました。
Inateck社は、日本のマーケットに去年から進出したデジタル製品を販売するドイツの会社で、主にUSBハブ、HDDドッキングステーション、HDDケース、bluetoothスピーカー、kindleやMACのケース、ケーブルなどを販売している、ということです。
私の方からは、今回のレビューを書くにあたり「正直な感想を書くという形になりますので、御社にとって不本意なレビューになる可能性もある」、ということを先方にご了承いただいてから行っております。
アマゾンで来た
まずレビューする商品は、Inateck社の方からではなくAmazonで送られてきましたが、そんなものなんですかね。
バリバリっと中を空けると小さな箱が一つ。
裏には、電話番号やサポートのメールアドレス、WebサイトのURLがありますが、どう考えてもこの電話番号は日本じゃないですね。
中には以下のものが入っていました。
- USB充電ケーブル 1本
- 3.5mmオーディオ·ケーブル 1本
- Bluetoothオーディオレシーバー 本体
- 取扱説明書
Bluetoothオーディオレシーバー本体は小さく軽い
Bluetoothオーディオレシーバーの本体は、スペックに「40mm×40mm×11.5mm」とあるように、手のひらに全てすっぽりと収まる程に小さいのですが、持ってみると重さも軽い。
外装がABSプラスチックで出来ているため、重量の軽さと相まってちょっとおもちゃチックな感じを受けます。
正面から見て真ん中にあるのが、シルバーのメイン機能ボタンでその左下にはマイクロフォンの穴。
本体の右側には、Micro USBとオーディオINを挿す所があります。
本体上部には、ボリュームボタン。
取扱説明書は英語のみ
取扱説明書はあるんですが、全て英語ですので苦手な人はちょっとイヤかも。
充電はUSBでテザリングは簡単
Micro USBで充電している間は、メイン機能ボタンに赤いランプが灯ります。
順電が完了すると、そのランプがブルーに。
充電ができましたので、Nexus 7と繋ぎます。
取扱説明書に従ってメイン機能ボタンを6秒押すと、ブルーと赤のライトが交互に点滅してペアリングモードになります。
そうすると、Nexus 7側にInateck BR1001が表示されました。
画面の「Inateck BR1001」をタッチすると、それだけで接続が完了。
取扱説明書によると、接続時にパスキーを求められる事があるようですが、Nexus 7ではそんなこともなくあっさりと繋がりました。
音質、性能は十分だが、クリップが欲しい
今回は、オーディオテクニカのカナル型イヤホンと接続して、Nexus 7の音楽を飛ばして使ってみました。
実際に音楽を流してみると、Bluetooth接続でも有線接続と変わらないクリアな音質で、音が途切れたり遅延するといった事もありません。
また、Nexus 7を置いたまま離れて行って見ましたが、部屋の外に出ても薄いドアぐらいであれば途切れる事もなく、7mぐらい離れた2枚目の鉄のドアを抜けた瞬間でさすがに接続が切れました。
音楽の再生は、メイン機能ボタンを押すと再生、ストップが遠隔で出来ます。
私はNexus 7に繋いだので機能として使っては見ませんでしたが、マイクロフォンも付いていますので、スマートフォンに接続した場合にはメイン機能ボタンを押して電話を受けて話すといった事もできます。
ただ、外出先に持ち出して電車の中で動画を見たり、通勤に音楽を聴くのにも使ってみた際に気になったのは、本体にクリップが付いていない事ですね。
本体が軽く小さいので、机の上に置いて使う分や胸ポケットがある服の場合には気にならないのですが、外で歩きながら使う場合にはこの本体の置き場所が困ります。
軽いといっても、イヤホンからぶら下げると耳の穴が引っ張られて気になりますし、手に持つのは邪魔ですので服等に挟むクリップがないとちょっと持て余してしまいます。
充電しながらでも使えるようですので、車の中や家の中で使う分には十分ですが、これだけ軽くて小さいとやはり持ち歩いて使いたいので、その点が改良されるといいのですが。
それを除けばこの商品、Amazonで見ても2014年10月9日現在では、1,299円とかなり安いので、Bluetoothオーディオレシーバーを検討しているのであれば、かなりお買い得だと思います。