先日、雨が少し降ったりやんだりする天気の時にゴルフに行ったら、水に濡れた斜面で足を滑らせ、星座で座り込んだような状態で左の足首に全体重をかけてしまい、歩けない状態になってしまいました。
ただ、その時には痛さはあってもまさか折れているとは思わず、翌日に整形外科にいったらなんと足首がぽっきりと折れていました。
幸いにも骨がずれていないために、手術の必要は無く、またギプスで足をガチガチに固めるということはしないで済みました。
しかし、全治3カ月と言う事でしたので、ハイブリッドシーネと言うギプスの固定力を持ったサポーターで足を固定して、左足を全く地面に着かないで生活をしなければなりません。
この状態だと外出するのはもちろん、家の中で移動したり、トイレに行ったりするのもかなり大変です。
また、外出するには松葉杖を使う必要があります。
そこで、少しでも足が骨折していても快適にするために買って良かった3つの商品をご紹介します。
システムK ワークチェア キャスター付
最初に買ったのは、室内を左足を着かずに移動できるように、キャスター付きの椅子を購入しました。
私が購入したのは、システムK ワークチェア キャスター付です。
これは、買った事で部屋の中を右足だけで移動ができるようになりました。
また、システムK ワークチェア キャスター付は、高さを変えられる昇降機能が付いており、椅子の右側のレバーを引きながら、少し立ち上がるようにすると椅子が高くなり、レバーを引きながら体重をかけて座ると椅子が低くなります。
この高さを変える部分が油圧シリンダーになっているため、椅子に座っている状態で力を使わずに高さを変えられるのは快適です。
ただし、注意すべき点はいくつかあります。
キャスターの滑りが悪い
システムK ワークチェア キャスター付にはキャスターが付いていますが、この滑りがかなり悪いです。
あまり動きすぎると、それはそれで別の椅子から乗り移る際などに安定せず困るのかもしれませんが、前向きで滑ろうとしても少しづつしか進めません。
そのため、後ろ向きにして右足を蹴り延ばすようにして進むように使っていますが、キャスターの滑りが悪く真っすぐに進まないのと、後ろが見えずに進むため扉などに当たったりと、注意が必要です。
また、椅子の高さを変えたままだと重心が高くなって、さらにキャスターの滑りが悪いため、ひっかかってこけそうになる事もありますので、移動する際には必ず椅子を低くしておく必要があります。
私はこれが原因で、ベッドから移動する際に一度ひっくり返って膝をしたたかに打ち付けてしまいました。
そのため、キャスターだけ別で買って交換した方がいいかもしれません。
超軽量折りたたみ式「仰向けゴロ寝デスク2」
二つ目は、THANKO スマホタブレット対応超軽量折りたたみ式「仰向けゴロ寝デスク2」です。
足を骨折してから2週間が経過しても、足の腫れはなかなか引きません。
そのため、毎食後に痛み止めを飲んでいますが、仕事をしていると足が痛くなってきます。
そこで、足を心臓よりも高く上げておくために、布団に寝っ転がるのですが、これだと仕事ができません。
そこで、寝っ転がった状態でも仕事ができるようにと、THANKO スマホタブレット対応超軽量折りたたみ式「仰向けゴロ寝デスク2」を購入しました。
THANKO スマホタブレット対応超軽量折りたたみ式「仰向けゴロ寝デスク2」は、こちらの外箱背面にあるように寝っ転がった状態でPCやタブレットを固定できるものです。
この天板に挟み込むことで、固定をします。
こちらは、寝転んだ状態でPCを使うには、なかなか便利です。
高さを上げすぎると腕が疲れる
ただし、手放しに素晴らしい商品とも言えません。
MacBook Proを天板に固定した後、足の高さを変えて調節をするのですが、目からモニターの距離を考えて高さを上げすぎると、腕を常に上げている状態となって痛くなってしまいます。
そのため、肘が布団に着いて持ち上げない高さが良いのですが、そうするとモニターとの距離が微妙に近い。
iPhone 13 Proの0.5倍の広角で、寝っ転がった状態で撮影をしたのがこちらの写真になりますが、なかなかの圧迫感があります。
折りたたまないと場所を取る
また、布団の上で作業をしていても、疲れてくると休憩がしたくなります。
その際、体の上からどけて置くにしても、結構なスペースを必要とします。
また、PCでの作業後には毎回折りたたんで仕舞わないと、邪魔になってしまいます。
そのため、足の痛みが少しやわらいできて、布団の上で作業をする事が減ったら、利用頻度が下がってしまいました。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0
最後は、ハンズフリー 松葉杖のアイウォークフリー iWALKFree 3.0です。
整形外科では、骨折と診断された後、松葉杖を貸していただけました。
しかし、どうやっても松葉杖を使っての歩行はかなり苦痛でした。
松葉杖を使って歩いていると、どうしても体重がかかる手の平が痛くなっていしまいます。
また、階段の上り下りをする際には、体重を前に掛けながら一段一段上がっていく訳ですが、足を上げる一瞬は松葉杖だけに体重が載っています。
この状態で少しでも後ろに体重が行ってしまうと、頭から階段を転げ落ちてしまう恐怖から、介助の人がいない限り階段の上り下りは難しい状態でした。
そこで、もっと良い物がないかと探して見つけたのが、アイウォークフリー iWALKFree 3.0です。
ちなみに、整形外科の先生に利用について確認をして購入をしました。
両手が使えて楽に歩ける
iWALK Freeは、カナダの会社が販売している医療器具です。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0は、組み立て式となっていますので、箱の中には様々なパーツが入っています。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の組立と装着
アイウォークフリー iWALKFree 3.0は、LEARN TO iWALK IN THREE EASY STEPSにある動画を見れば簡単に組立から装着まで行えます。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の組立
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の組立については、YouTubeのiWALK3.0 Assembly Instructionsを見ながら行います。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の装着方法
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の装着方法については、YouTubeのiWALK3.0 Fitting Instructionsを見ながら行います。
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の使い方
アイウォークフリー iWALKFree 3.0の実際の使い方については、YouTubeのiWALK3.0 First Time Use Instructionsをご覧ください。
歩くのが楽で階段が怖くない
アイウォークフリー iWALKFree 3.0を装着して当初は、YouTubeのiWALK3.0 First Time Use Instructionsの最初にあるように、上のグリップを握り、少し手で持ち上げるようにして、一歩ずつゆっくり歩いていました。
慣れないうちは、この歩き方をしていましたが、慣れてくるとこのグリップを握らず、腕を振って歩く方が楽になってきて、かなり自由に動けるようになりました。
ただし、iWALK3.0 First Time Use Instructionsの後半で注意があるように、調子に乗って歩幅を拡げると左足のアイウォークフリー iWALKFree 3.0がひっかかってこけてしまう可能性があります。
実際、リズム良く歩いていても、どうしても引っかかるような感じになる時もありますので、あまり歩幅は大きくしない方が良さそうです。
日本の道路は少し歩きにくい
松葉杖を使っている時には、外出する事が苦痛で仕方がありませんでしたが、アイウォークフリー iWALKFree 3.0を装着するようになってからは、外出も気楽にできるようになりました。
ただ、日本の車が通るような道路は、中央部が高く、左右は低く傾斜となる「かまぼこ」の形状をしています。
これは、雨水や路面水、障害物を道路の端へ排水するために意図的に傾斜となっているのですが、これがアイウォークフリー iWALKFree 3.0で歩く際には、地面に設置する部分が斜めになるため、少し歩きにくい。
人が歩く歩道については基本水平となっているので問題ないのですが、車が対面で通るような4m未満の道路では、この傾斜が結構きついところもあります。
この場合、アイウォークフリー iWALKFree 3.0を傾斜の頂上側にして歩くと楽ですので、左足にアイウォークフリー iWALKFree 3.0を付けている場合には道路の右端を、右足に着けている場合には道路の左端を歩くのが楽ですね。
あと、コンクリート舗装に「◯」の穴の円形のくぼみ(Oリング模様)がすべり止めとして施されている道も、この穴にハマるとバランスが悪くなってしまうので、慎重に歩いています。
しかし、骨折をして動けなくなった当初から比べるとアイウォークフリー iWALKFree 3.0を買ってからかなり生活が快適になりましたので、松葉杖が合わない方にはお勧めです。
追記:ロフトランドクラッチ・オプティコンフォートを買いました
骨折してしばらくはアイウォークフリー iWALKFree 3.0を使っていたのですが、骨折から1カ月程度経つと骨をくっつけるために、足に体重をかけていく必要があります。
そのため、ロフトランドクラッチ・オプティコンフォートという松葉杖を買いました。
ロフトランドクラッチ・オプティコンフォートは、手が変形している場合や、下半身に体重をかけることはできても、筋力が足りずに支えきれないなど、握力が弱っている人や身体に麻痺がある人に向いていると言われてます。
一般的な松葉杖と異なり、手のひらと肘でささえるのですが、意外と安定感があり、グリップも柔らかい素材でできている為、握っていても手が痛くなりにくいです。
また、大きさも一般的な松葉杖よりもかなり小さく軽いため、外出時も場所も取らず、松葉杖のような大袈裟感がないので、使い勝手が非常に良かったです。
そのため、二本を使っての歩行だけでなく、一本だけの歩行の際にも非常に満足度が高く利用できました。
グリップの上部には穴があるので、そこに手を通せる紐を付ける事で、レジなどの際に手を放す場合に杖の置き場所に困る、という事もありませんでした。
整形外科は一般的な松葉杖しか貸出していませんでしたので、ロフトランドクラッチ・オプティコンフォートも自腹で買いましたが価格も安く、アイウォークフリー iWALKFree 3.0と同様、買う事でQOLがかなりアップしたので、こちらもお勧めです。