うちの電子ピアノは、以前はYAMAHAのクラビノーバを使っていましたが、引っ越しを機に一度処分をしてしまいました。
その後、またピアノが弾きたくなって、今はキータッチが好きなKORG B1を買って使っています。
ただ、これに付いている譜面台は、A4の楽譜を2枚置くのが精一杯のサイズなんで、何ページにも渡る譜面を置く事ができません。
インターネットで色々と調べて見てみると、皆さん同じように悩みを抱えているようです。
そこで、そんな悩みを解決するために、ピアノの延長譜面台を出来るだけ簡単な方法を考えて自作しました。
必要な材料と道具
作成する延長譜面台で求める仕様は、縦はB4の楽譜が収まり、A4の楽譜が6枚横に並べて置けるサイズです。
また、材料は100円均一のグッズだけで作れるものだけにして、コストを抑えることとしました。
用意するもの
- DAISOのPPシート(A4サイズ)×2枚
- レール式クリアホルダーのレール ×4個
以下はPPシートをそのまま使う場合には必要ありません。
- はさみ又はカッター
- 定規
- マスキングテープ
- 接着剤
- グルーガン
- PPシートで作ったガイド(別のPPシートの余りを活用)
PPシートは乳白色の両面つや消しタイプにしましたが、サイズが390mm×550mmあり、軽くて丈夫なため譜面を置くには十分です。

レール式クリアフォルダは、クリアフォルダを挟むレールのみを使います。

今回はレールを4本使いました。

ピアノ延長譜面台の作り方
PPシートを2枚並べる
PPシート2枚を並べて、必要に応じて角を丸くすることで安全性を高めたり、見た目を美しくします。
レールを取り付ける
PPシートの上部と下部に、レール式クリアホルダーのレールを取り付けて、PPシートを接続します。

ガイドを取り付けて固定
これだけでピアノの延長譜面台としては機能するのですが、私はこれに一工夫加えました。

余ったPPシートとグルーガンを使って、延長した譜面が落ちないようにガイドを作成しました。
これを、レール式クリアホルダーのレールでメインのPPシートに挟み込んで固定します。

PPシートの下部にガイドを貼り付け、譜面がしっかり収まるように調整。


レールでの固定なので、可動することでコンパクトにもできます。

ピアノ延長譜面台で非常に快適に
延長譜面台を作っ後、実際に楽譜を置いて演奏してみると、譜面台が広くなったことで楽譜の見やすさが向上しました。
また、複数枚の楽譜でも載せられるようになったので、ページめくりの際のストレスも軽減され、より快適に演奏ができるようになりました。
メリットと改善点
ピアノの延長譜面台をPPシートで作成したことで、以下のメリットがありました。
- 軽くて持ち運びやすい:PPシートは薄くて軽量なので、持ち運びも簡単で取り外しも可能です。
- コストパフォーマンス抜群:DAISOの材料だけで作れるので、低コストで実現。
- 収納場所を取らない:不要な時には小さくしてピアノの裏に置いておけるため、邪魔にもなりません。
ただし、PPシートでピアノの延長譜面台を作る上で以下の点に注意が必要です。
- PPシートの厚さによっては強度が足りない場合があるため、補強用の厚紙などが必要になるかもしれません。
- レール式クリアホルダーのレールでの固定だと、グリップ力が弱いため、PPシートを拡げたり狭めたりする場合に、ガイドから外れてしまう事があるため、グルーガンでガイドをつける等、なんらかの対策をすることを検討しています。
- 譜面を載せるガイドとの接続も弱いため、こちらもグルーガンで完全に接着した方がいいかもしれないと考えています。また、譜面を支えるガイドの数を増やそうかとも思っています。
まとめ
DAISOのPPシートとレール式クリアホルダーのレールを活用すれば、簡単にピアノの延長譜面台をDIYできました。
ピアノの楽譜を快適に置く方法を考えている場合には、安価で手軽に作れますので、ぜひ試してみてください。