最近、仕事に関係のないインプットが少ないなーと思って、静嘉堂文庫美術館でやっている超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶに行ってきました。
美術館や博物館に行くと、結構な数の日本刀を見ることができますが、日本刀についてきちんと学んだ事がなかったので、いい機会だと思って見てきました。
超・日本刀入門revive-鎌倉時代の名刀に学ぶ
超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶは、静嘉堂文庫美術館が所蔵する国宝・重要文化財刀剣9件をはじめとする日本刀が見れる展覧会です。
武士の魂と呼ばれた日本刀は、およそ1000年の歴史のなかで、武器として用いられ、美術品として鑑賞されてきました。刀剣ブームがすでに定着した今、「全部同じに見える」「どこを見ればいいのか分からない」なんて今さら言えない・・・、あるいは「カタナの基本を見直したい」という、そんなアナタに贈る入門編です!
丸の内で初の刀剣展となる本展では、館蔵の国宝・重要文化財刀剣9件をはじめとして、「日本刀の黄金時代」と称される鎌倉時代を中心に、平安~南北朝の古名刀を特集します。さらに特別公開として鎌倉時代の仏像の名品、重要文化財「木造十二神将立像」7軀も一堂に会します。
超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶ
会期が2024年6月22日(土)~8月25日(日)と今週末で終わりになるので、ご興味がある方はお急ぎください。
展示室は撮影自由がありがたい
入口では音声ガイドを借りれますので、必ず借りましょう。
図説・刀剣鑑賞の手引きは後からでも読み返せるのでありがたい。
また、展示室では私用に限って写真撮影が自由にできるので、後からじっくりと鑑賞ができるのがありがたい。
見どころをわかりやすく
日本刀が並んでいるだけだと、どう違うのがわかりませんが、こちらの展示では見どころが書いてあるのでわかりやすい。
名刀の来歴や伝説が楽しい
また、名刀につきものの来歴などが記載されているのも楽しい。
こちらは、徳川四天王として名高い本多忠勝の孫・本多忠為(ただため)の愛刀。
こちらは、米沢藩(主君 上杉景勝)の家老であり、「愛」時の兜で有名な直江兼続の愛刀。
こちらは、江戸幕府の船手奉行(船手頭)・向井将監家の初代、将監忠勝の愛刀。
刀の用語も解説
また、柄(つか)や鐔(つば)といった名称は知っていても、普通は柄の頭(かしら)や目貫(めぬき)といった場所を指す言葉や切羽(せっぱ)といった用語までは知らないと思いますが、そのあたりも「超・日本刀入門」ということで解説がされています。
普段我々が見る事がない、刀装具も展示されています。
刀の各部名称についても、解説図を用意。
初心者でも理解ができる工夫がされています。
日本刀に対する理解を深めるいい機会
超・日本刀入門 revive―鎌倉時代の名刀に学ぶは、「超・日本刀入門」と題するだけあって、初心者でも改めて日本刀を理解をするためにはかなり良かったです。
残り期間が僅かですが、日本刀に興味があれば是非。