代官山から少し足を伸ばすと、中目黒まで行く事ができますが、オートバックスのある坂から横道に入り、駅前に向かう途中にあるのがカレー専門店の「カフェ・レッドブック」。
恵比寿で仕事がある際に、何度かリピートしてました。
名前の通り真っ赤な外観
外観は名前にレッドと入っているだけのことはある、真っ赤な看板と濃い茶色の扉。
看板には、本の表装か額縁のモチーフだと思われる中に、「REDBOOK」という文字が一つづつ入っています。
店内は、入口から入って右正面に調理場を囲むカウンター席が7席。
あとはテーブルが、入口右手の外に向かって横並びに3席、入口左手に4人掛け、奥に二人掛けのテーブルのみ、とあまり大きなお店ではありません。
お昼のランチは6種類
メニューを見ると、お昼はインド風チキンカリー、ほうれん草のカリー、キーマカリー、豚肉のカリー、ひよこ豆のベジカリー、煮込みハンバーグの6種類。
注文すると、最初にサラダがでてきます。
レタスと玉ねぎとトマトのサラダですが、掛かっている自家製だと思われるオニオンドレッシングは、玉ねぎの辛さと甘さが出て程よい酸味もあって結構好みの味。
サラダを食べてしばらくすると、メインのカレーが登場。
頼んだのは、インド風チキンカレー。
ごはんは白ご飯ではなく、サフランライスです。
カレーには、大きな骨つき鶏肉が乗っていて、さらに横にはパリパリの薄い煎餅のような物が。
このパリパリは、パパドと呼ばれる豆や米粉などを揚げたもので、これも美味しく食べられます。
肝心のカレーは、一口食べるとまず香辛料の辛さを感じますが、すぐにマイルドな口当たりに変わって、意外に癖がなく進めます。
ただ時々、入っている複数の香辛料が立ち現れて、食べ進むと複雑に味が変わって来るのが面白い。
中に、緑色の豆のようなカルダモンがそのまま入っていて、歯で噛むと口の中に爽やかだけど鮮烈な味が味が拡がって、さらにアクセントを与えてくれました。
鶏肉は骨付きで二つ入っていましたが、これがスプーンでほぐすだけで簡単に骨から外れるぐらい煮込まれていますが、鶏肉の旨味が出たしっとり感もあります。
サフランライスは、ちょっとかために炊いてありますが、スパイスが効いたインドカレーには良くマッチしていい感じ。
豚肉のカレーは、メニューに辛さの星3つが書いてあるとおり、口に入れたしばらく後からガツンと辛さがやってきますが、唐辛子の一本調子な辛さとは異なり、数種類の複雑なスパイスが混ざった複雑な癖になる味わい。
また、上に乗っているパクチーと一緒に食べることで、口の中にサッと爽やかな味が拡がりますが、タイカレーとは異なる感じが面白い。
150円をプラスして飲めるラッシーも、なかなかです。
足を延ばしてでも行く価値あり
お昼時を外した11時半ぐらいに行くと、いつ行っても混んでるイメージがないのは、一見入りにくそうな雰囲気を醸し出しているのと、非常に静かな店内で店員さんも無口な感じなので、居心地が悪いと感じる方も多いかも知れません。
ただ、カレーについて店員さんに訊くとちゃんと答えてくれましたし、静かにご飯を食べるのには最適です。
中目黒には、場所柄なかなか行く機会がありませんが、恵比寿や代官山にいる場合には、ちょっと足を延ばしてでも行きたいお店です。