長年、ワイヤレスイヤホンは、Anker SoundBuds Slimを愛用してきました。
しかし、 2017年7月に購入をしたのでさすがにバッテリーの持ちが悪くなってきました。
そこで、Anker Soundcore Life NCに買い替えたところ、音質やバッテリーの持ちなどは満足度が高いのですが、ネックバンドが大きくてかさばる点が利用シーンを選ぶ商品でした。
ケーブルタイプが必須の選定要件
ワイヤレスイヤホンは、AppleのAirPodsを始めとして、世間一般では左右分離型が主流だと思います。
しかし、この左右分離型の問題点は、耳から外れた際にはそのまま地面にまで落ちてしまう事。
実際、2020年10月18日の日本経済新聞:イヤホン落とさないで ワイヤレス型、駅で紛失急増のニュースによると、ワイヤレスイヤホンを落とす件数がかなり多くなっています。
電車に乗り降りする際に線路に落とすケースも多く、JR東日本によると、東京近郊だけで3カ月間で約950個が線路に落ちた。
日本経済新聞:イヤホン落とさないで ワイヤレス型、駅で紛失急増
そのため、前回使っていたAnker SoundBuds Slimもケーブルで繋がっているタイプでしたので、今回もケーブルで繋がっている以下のものから選定をしました。
今回もAnker SoundBuds Slimと同様なタイプを想定していたのですが、ネックバンド型だと圧倒的にバッテリーの持ちが違います。
そこで、今回は最終的にAnker Soundcore Life NCを購入しました。
Anker Soundcore Life NC
Anker Soundcore Life NCの外箱は、かなり頑丈な作りになっています。
これは、ネックバンドの部分が壊れないように、ということだと思うのですが、最近の簡易な梱包に慣れていたので、ちょっとびっくりです。
外箱の蓋も紙を樹脂で固めたがっちりしたものの上に、磁石で箱を閉めるようになっており、中を開けるとプラスチックの梱包材にイヤホンがはまっています。
梱包材を取り出すと、下にはワイヤレスイヤホンを収納する袋やマニュアル、充電ケーブル、AUXケーブルなどが入っていました。
Anker Soundcore Life NCの本体は、Anker SoundBuds Slimよりもかなり大きめです。
また、ネックバンドの部分が折りたたんだりはできないため、外出時に首から外して鞄にしまう際には少々場所を取ってしまいます。
耳に入れるイヤーピース部分には、Anker SoundBuds Slimと同様、マグネットが付いている為、左右をくっつける事でプラプラすることもありません。
ネックバンドの左腕部分には、「MODE/」と書かれた横に電源ボタンが付いており、そのさらに横には再生ボタンがあります。
電源ボタンはクリックする度に、AMP(アクティブノイズキャンセリング)モード、トランスペアレンシーモード(周辺音取り込み)、ノーマルモードに切り替わります。
AMP(アクティブノイズキャンセリング)モードにすると、確かに外部の音が入ってくるのはかなり軽減し、トランスペアレンシーモード(周辺音取り込み)にすると、イヤホンをただ付けている状態よりもかなり外部の音が聞こえるようになります。
しかし、イヤホンを外した方が圧倒的に外部の音は聞こえますので、トランスペアレンシーモード(周辺音取り込み)を使っていても、公道上でランニングなどをする際には、周囲に対する注意が必要です。
ネックバンド左腕上部には、充電ケーブルを差し込む端子がキャップ付きで用意されていますが、端子がmicro USBなのはちょっと微妙です。
マイクもネックバンド部分に付いていますので、電話やオンライン会議での通話でもストレスがありません。
反対側のネックバンド右腕部分には、ボリュームボタンが付いています。
Anker Soundcore Life NC 取扱説明書(PDF)
バッテリーの持ち、音質も良いが、やはり嵩張る
Anker Soundcore Life NCは、初回起動時だけは自動でBluetoothのペアリングモードになるため、簡単にペアリングができます。
またBluetoothの規格はV5.0なので、電源を入れるとすぐにペアリングしてくれます。
音質もAnker SoundBuds Slimと比較するとかなり向上しており、バッテリーの持ちも日常使いする分には全く問題が無く、イヤホンとしては非常に満足度が高いものになっています。
AMP(アクティブノイズキャンセリング)モードも、密閉型ヘッドホン程の効果はもちろんありませんが、音楽への没入感はかなり得られます。
ただ、ネックバンドが思ったよりも大きく、折りたたむ事もできないので以外と嵩張ります。
出掛ける際には首に掛けてAnker Soundcore Life NCを持っていくのですが、食事の時や他人と会話する際には、やはり首から外す必要があります。
そうすると、どこかに置き忘れてしまうのを恐れて、Anker Soundcore Life NCを仕舞えるサイズの鞄を持ちあるく事が増えてしまい、結局、手ぶらで出掛けたい際には前のAnker SoundBuds Slimの方が気楽に使えてしまっています。
そのため、現状はAnker Soundcore Life NCを使うのが、自宅とカバンを持って出掛ける場合限定での利用となってしまっています。
利用シーンに応じてイヤホンを変更する、と割り切れば良いのですが、当初はAnker SoundBuds Slimからの買い替えで購入したので、その点ではちょっとモヤモヤが残る買い物となってしまいました。