「お伊勢参りに行って来た〜関東から二見浦まで」の続きです。
二見浦の駅から夫婦岩表参道を通って夫婦岩、二見シーパラダイスに向かいます。
夫婦岩表参道
夫婦岩表参道の途中で見た農協の軒先には注連飾りが飾られていました。これは伊勢市観光協会公式ホームページによると、しめ縄は伊勢地域では一年中民家の玄関に掛けられており、これは通称伊勢型と呼ばれる物だそうです。
注連飾り【しめかざり】
伊勢の町を歩くと、家々の門口に注連飾りが掲げてあるのが目につきます。中央に「蘇民将来子孫家門」あるいは「笑門」「千客萬来」などと墨書きした門符(木札)が付き、左右にシデやウラジロなどを飾った太い注連縄です。正月の注連縄飾りは普通は松の内が過ぎればはずすのが一般的ですが、伊勢志摩では、一年間かけたままで過ごす風習があります。
それは、「その昔、この地を訪れたスサノオノミコトに、貧しいながらも慈悲深い蘇民将来が一夜の宿を貸した。ミコトは旅立つ時、今後は門符を門口にかけておけば、子孫代々疫病から免れると言い残した」という伝説があるからです。蘇民の子孫である証拠として門符を掲げ、無病息災を願うようになったそうです。つまり、家内安全の祈りを込めた「厄除け」の門符です。
ちなみに「笑門」とは、後に「蘇民将来子孫家門」を縮めた「将門」で、さらにこれが平将門に通じるのを嫌って「笑門」になったと言われています。
野菜の無人販売所を発見。
きゅうりも美味しそう。これで100円です。安い!
夫婦岩表参道の途中には二見浦観光案内所もあります。
伊勢のお土産といえば私には「刃物」という印象があるのですが、菊一文字則宗の本店もここにあります。こちらは明治時代から続く刃物の土産店として有名ですが、新撰組の沖田総司が持っていたと言われる「菊一文字」や京都にある「菊一文字」というお店とは関係ないようです。
ただ、伊勢の刀鍛冶の歴史は古くて村正妖刀伝説で有名な「村正」も伊勢の刀工ですし、実際の包丁も素晴らしい切れ味なんですが、ステンレスのものと違ってこういった包丁は研がないと行けないので最近は人気がないのかな。
趣のある風景が続きます。
二見浦
二見浦表参道を抜けて海に出ました。
海岸を歩いて行くと夫婦岩が見えてきました。