「お伊勢参りに行って来た~関東から二見浦まで」、「お伊勢参りに行って来た~夫婦岩参道」、「お伊勢参りに行って来た?夫婦岩、二見興玉神社」、「お伊勢参りに行って来た~二見シーパラダイス(1)」、「お伊勢参りに行って来た~二見シーパラダイス(2)」、「お伊勢参りに行って来た~鳥羽水族館はダイオウグソクムシが一杯」、「お伊勢参りに行って来た〜今年は伊勢市内で食事場所を探すのは大変」の続きです。
今回の目的である伊勢神宮に来ました。
伊勢市駅からは、外宮の入口まで歩いて7分ぐらい。
伊勢神宮とは、実は1つのお宮ではなく、伊勢の宇治の五十鈴(いすず) 川上にご鎮座の皇大神宮(こうたいじんぐう、 内宮=ないくう)と、伊勢の山田の原に ご鎮座の豊受大神宮(とようけだいじんぐう、 外宮=げくう)及び別宮など125社神社の総称です。
その全てを1日で詣でるのは無理なので、外宮と内宮だけに今回は絞ります。
神宮参拝の順路は、外宮からというのが古来からのならわしですので、まずは外宮に。
天照大御神の食事を司る神様
入口には様々な幟が立っています。
一般的に外宮と言っているところは、正式名称を「豊受大神宮 (とようけだいじんぐう) 」と言い豊受大御神(とようけおおみかみ)をお祀りしています。
お名前の「うけ」とは食物のことを指し、豊受大御神(とようけのおおみかみ)は 食物・穀物を司る神様で、内宮と呼ばれる「皇大神宮」に鎮座する天照大御神の食事を司る神様です。
入口には案内板があり、豊受大神宮(外宮)の御祭神やご鎮座された年などの解説が書いてありました。
下乗札
また、「下乗」と書かれた木札も建てられています。
「下乗」とは乗り物から降りて、ここから先は徒歩で進んで下さいという意味で、第二次大戦前までは下馬と書かれていましたが、自動車が普及した時代に下馬では用をなさないと、思案の結果変えられたものだそうです。
衛士見張所
外宮域内案内図
第一鳥居口参道
外宮の表参道である「第一鳥居口参道」から入ると、まず「火除橋(ひよけばし)」があります。
火除橋(ひよけばし)
下には、防火のためにつくられた掘川が流れています。
外宮の中は全て左側通行に決まっていますので、ここにも「左側通行」の立て札。
左側通行の意味は、神域に入る前の御手洗場が、内宮さんは右側(五十鈴川)に、外宮さんは左側にあり、神様がいらっしゃる御正宮に、できるだけ遠回りして近づくためのようです。
せんぐう館
「火除橋(ひよけばし)」を渡った左手には「せんぐう館」が出来ています。
ここは式年遷宮について写真や映像、模型等を使って解説している建物で、中には外宮正殿を原寸大で再現したものもあり、「式年遷宮」についてはここを見て回るだけで理解をすることができます。
入館料は一般が300円、小中学生が100円、未就学児は無料。
ここは内部は撮影禁止ですので写真が撮れませんでした。
「せんぐう館」を出て神域に入ると、すぐ左側に「手水舎」がありますので、ここで手を洗い口をすすいで心身を清めます。
手水所
ただし、丁度行った時期は工事中で仮の「手水所」が出来ていました。
第一鳥居
その先に真新しい「第一鳥居」が建てられています。
鳥居の柱には、紙垂(しで)の付いた榊が括り付けられています。
さらに参道を進んでいくと、こちらも新しくなった「第二鳥居」。
第二鳥居
外宮神楽殿(げくうかぐらでん)
第二鳥居を越えると見えてくるのが「外宮神楽殿」ですが、ここは写真を取っていませんでした。
神恩感謝やご祈願の御神楽の奉奏、御饌(みけ)を奉奠しての御祈祷や献金、豊受大神宮の御神札・御守・暦・御神号軸などがここで買えます。
外宮参拝記念の御朱印がこちらで貰えたんですね。
また、御遷宮の御造営資金の献金の受付もしているそうです。
「お伊勢参りに行って来た〜豊受大神宮(外宮)(2)」に続きます。