久々に実家に帰るとインターネット環境がADSLに変更されていたんですが、それにより以前使っていた無線LANルーターも外されて、KDDIから提供されているNEC Aterm DL180V-CのADSLモデムだけにインターネット接続機器が変わっていました。
そこで、今回帰っている間に新たに宅内WiFi環境を構築し直しました。
Aterm DL180V-Cに無線LANカードが挿さっていない
NEC Aterm DL180V-Cは、上部に無線LANカードを挿す所があってルーター機能もついています。
ただ、設置されている機械の上部を開けてみると無線LANのカードが入っておらず、中身は空っぽでした。
前に使っていた古い無線LANルーターを調べてみると、こちらも電源が入らなくなってしまっていましたので、新たに無線LANルーターを買って来て設置する事に。
ELECOM WRC-300FEBKを購入
近所の家電量販店で一番安かったのがこちらのELECOM WRC-300FEBK。
最初はこの無線LANルーターをNEC Aterm DL180V-Cと入れ替えする事を検討しましたが、IP電話を利用する為にはIP電話の接続端子が必要なため、NEC Aterm DL180V-CにELECOM WRC-300FEBKを接続して使います。
WRC-300FEBKのモードを変更
NEC Aterm DL180V-CにELECOM WRC-300FEBKを繋ぐ際に注意が必要なのは、本体の裏にある設定スイッチを「Auto」から「アクセスポイント(AP)モード」に切り替える事です。
NEC Aterm DL180V-Cはモデム機能だけでなくルータ機能も付いているため、そのままELECOM WRC-300FEBKを繋ぐ事が出来ません。
これについては、ELECOMの「製品Q&A【Wi-Fiルータ】RTモードとAPモードの違いがわかりません。」を見て頂きたいのですが、結論から言うとNEC Aterm DL180V-Cに無線LANルーターを接続する場合には、無線LANルーター側のルーター機能をOFFにする必要があり、ELECOM WRC-300FEBKの場合には「アクセスポイント(AP)モード」にしないといけません。
ということで、本体裏側にあるスイッチを「AUTO」から「AP」に切り替えます。
WRC-300FEBKのIPアドレスを変更
NEC Aterm DL180V-Cの「PC」から接続するイーサネットケーブルは、ELECOM WRC-300FEBKのLANポート1から4番の何れに挿しても大丈夫です。
ただ、そのまま接続をしても、ELECOM WRC-300FEBKの管理画面には接続する事が出来ません。
これは、NEC Aterm DL180V-Cのルータ機能で割り当てられるIPアドレスが192.168.0.1から始まるのに対し、ELECOM WRC-300FEBKは初期設定では管理画面に接続するIPアドレスが192.168.2.1となっている為、PCをそのまま繋いでも、ELECOM WRC-300FEBKの管理画面にはアクセスが出来ないからです。
そのため、今回は設定を行うためのPCにまず192.168.2.10という固定IPを振ってからELECOM WRC-300FEBKの管理画面にアクセスを行いました。
この管理画面で、まずはELECOM WRC-300FEBKのIPアドレスを192.168.0.10に変更する事で両方の管理画面に入れるようになりました。
低コストでも特に問題なし
今回、近所の小さな家電量販店では無線LANルータの選択肢は非常に少なかったのですが、購入したELECOM WRC-300FEBKは「APモード」にする事とIPアドレス設定に注意すれば、特に問題なく接続が出来ました。
どちらかと言うと、NEC Aterm DL180V-Cがルータ機能を持っている点に気が付かなかった所で躓きましたので、そちらに気を付ければ他の無線LANルータを使う場合でも問題なく宅内WiFiの構築が出来ると思います。