五反田で開催された「Affinity User Group JAPANミーティング #2」に参加してきた

今なぜAffinityか?Affinity
今なぜAffinityか?

2019年9月11日に五反田にあるメンバーズキャリアで開催された「Affinity User Group JAPANミーティング #2」に参加してきました。

懇親会にも参加したのですが、色々な話しが伺えて面白かったです。

2回目の開催

初回の開催であった前回は7月19日に行われたようで、今回は2回目。

前回の様子は、上のAffinity User Group JAPANユーザーミーティング #1報告会で概要はわかると思います。

今回の開催場所は、メンバーズの子会社のメンバーズキャリア本社ということで、五反田駅からはちょっと離れたところ。

19時からの開催でしたが、無料のイベントだからか参加者の集まりが少し悪く、10分程度遅れてのスタートとなりました。

Affintyに関する幅広いイベント

イベントは、なぜAdobeではなくAffintyを使うのか?といったものからAffintyのTips、Affintyのコミュニティに期待する事まで、かなり幅広い内容となってました。

「なぜAffinityを使うべきか?」by 藤田 聡

最初に行われたのは登壇ではなく動画によるプレゼンで、なぜAdobe製品ではなくAffintyを使う必要があるのか、というお話でした。

今なぜAffinityか?
今なぜAffinityか?

内容としては、画像編集ソフトの歴史から見ていくことから始め、ソフトウェア業界の問題点や、一つの企業が市場を独占する問題点を指摘し、競争原理が働く必要性を説くというもの。

各業界の独占企業/製品
各業界の独占企業/製品

汎用グラフィックソフトであるためには、マルチプラットフォーム対応、ラスター/ベクターへの対応、ページレイアウトの対応、誰でも購入できるような価格、といったものが期待されるが、Adobe社やAutodesk社は独占や寡占状態を自社に優位な形での販売をしているのは、ユーザーにとっても望ましくない、というお話です。

私もMacromediaがAdobe社に買収されて製品が潰された事で、他の選択肢が無くなったのは望ましくないと考えてましたので、ソフトウェア業界は確かに複数のソフトがある方がユーザーにはいい状態だと思います。

事例で話されていたMicrosoft Officeと互換性を持ったオープンソースのオフィスソフトLibre Officeと同様とまでは行かなくても、ユーザーが選択できる状況は望ましいので、引き続きAffintyには頑張って欲しいですね。

「Affinityシリーズでのテキスト処理の基礎(Web⽤途編)」by 大間知 聡(@CS5_omachi)

こちらもプレゼンターの大間知さんが石川県に住んでいるということで、動画でのプレゼンでしたが、Affinityシリーズの課題である日本語処理についてのお話。

Affinityシリーズでのテキスト処理の基礎(Web⽤途編)
Affinityシリーズでのテキスト処理の基礎(Web⽤途編)

プレゼンは、Affinityは自動では組版ができないので、自分で調整が必要となり、そのためには本物の組版知識が必要となるので、実際の組版をするためのTipsとAffinityで用意されていない禁則処理への対応方法について。

大間知さんのブログにある、Affinity Publisherで日本語処理(0)Affinity Publisherで日本語処理(1)禁則処理あたりの解説でしたが、日本語を使う上で非常に参考になります。

キーボードマエストロを使っての禁則処理自動化
キーボードマエストロを使っての禁則処理自動化

加えて、庄崎さんの方からキーボードマエストロを使って禁則処理を自動化する方法を伺いました。

「Affinity用縦書きフォントの話」by 庄崎 大祐(@Stocker_jp)

Stocker.jpを運営されている庄崎さんの「Affinity用縦書きフォントの話」。

Affinity用縦書きフォントの話
Affinity用縦書きフォントの話

Affinityは日本語処理が弱く、縦書き機能がないのですが、やはり色々な場面で縦書きは使いたいところ。

そこで、Web用縦書きフォントの発想で行うことで、これに対応するというTipsです。

庄崎さんはStocker.jpの中で、Affinity Manualという日本語解説ページを運営されており、その中で縦書きテキストを使うには?の解説と縦書きフォントのダウンロードもできるようにされています。

あと、Affinityの情報収集の方法としては、Affinity Designer・Affinity Photo・Affinity Publisher公式のユーザーグループである「Affinity User Group JAPAN」があって、FacebookSlackで質問を受け付けたり、便利な機能などの話題を共有しているのと、以下のTwitterでのハッシュタグで見るのがいいとのこと。

LT「Affinityで仕事の8割がiPadになった」by 五藤晴菜(@haruna1221)

五藤さんのLTは、「Affinityで仕事の8割がiPadになった」。

意識的にiPadだけで仕事をしているようなんですが、それにしても8割はすごいですよね。

これができるのもAffinityのおかげということで、ファイルサイズがAdobeだと1.2MBとかだったものがAffinityだと60KB、というような点でもAffinityを使うメリットは大きいとのこと。

「Affinityコミュニティに期待すること」by 長谷川 恭久(@yhassy)

最後は、長谷川さんの「Affinityコミュニティに期待すること」。

Why Affinity?
Why Affinity?

お話としては、Affinityユーザーを増やしてコミュニティを拡げるためにはなにができるか、というところで「脱Adobe」はキャッチーだが拡がらない、そこでAffinityを広めるためには、単なるAffinityの機能紹介ではなく、周りがどれだけ楽になったのか、という話法で拡げていく必要がある、というもの。

企画・設計、デザイン、実装をつなぐのに、figma、Sketch、Xdなどのツールでつなぐようになったが、これにより一緒にデザインを考える事で勘違い、行き違いがなくなるので、そういったストーリーでAffinityも広めていくのが望ましい、ということで伝え方を工夫するというのは確かにその通りですね。

Start with Story
Start with Story

また、Affinityの情報収集の方法として、YouTubeでAffinityの動画検索が便利というお話も。

スペシャルゲスト

スペシャルゲストとして、ドイツに住んでいAffinityの情報発信サイトを運営しているAffinityTutorialsのフランクさんが来られていました。

AffinityTutorialsのフランクさん
AffinityTutorialsのフランクさん

また、なぜか最後にはAffinityの歌が披露されたんですが、これが意外といい歌で。

歌詞がこちらにあがってますが、また動画がどこかに上がったらぜひ聴いてみてください。

次回も参加したい

Affinityはまだ日本ではユーザーが少ないですし、情報もあまり出ていませんが、今回のイベントの集客人数を見る限り、興味を持っている方はかなり多いと思われます。

私自身はデザイナーではないので、業務に直結するものではないですが、いいソフトウェアだと思うので、ぜひ応援していきたいですね。

次回のイベント開催時には、また参加したいと思います。