神田は、火事で焼けた「かんだやぶそば」や「神田まつや」「室町 砂場」等、多くの蕎麦屋がありますが、ボリュームや価格の面で毎日食べるようなものではありませんので、通常使いはなかなか出来ません。
それ以外では、チェーンのお店ぐらいしかあまり選択肢がない中、サラリーマンが多く入っていくのが気になっていた近所の「めんや」に行ってみました。
価格は非常に安い
このお店の入り口は、写真の扉にも書いてあるように左側です。
最初、わからなくて右側から入ってしまいましたが、左側の入り口近くに券売機がありますので、入る場合は左側から。
券売機には、「テイクアウトは、12時より12時20分頃まで避けてください。」と書いてあるので、持ち帰りもできるようです。
全般的に値段は、「小諸そば」や「富士そば」といったチェーンと変わらない価格で、かけそば280円、きつねそば380円、天丼・そばセット500円とかなりサラリーマンの懐に優しい価格。
店内は、真ん中にボードを挟んで向かい合わせに座る席が5席ずつ、入り口から見て左側の壁には立って食べるためのカウンター席があり、右側の壁には壁に向かって座る席が5席。
正面にカウンターと調理場があり、そちらで券売機で買った食券で注文するのですが、調理場の中には天ぷらを揚げるフライヤーがあり、その隣で蕎麦やうどんを茹でている様子も見えます。
透明なプラスチックコップと、冷たい水も正面のカウンターにあり、蕎麦湯のポットもそこに置いてあります。
味の方は全般的に濃く甘い
「天丼・そばセット500円」を冷たい蕎麦にして、さらに明日葉の天ぷらが有名だということで「おすすめ単品各種100円」を付けてカウンターで頼むと、2分ほどで出てきました。
まずは、明日葉の天ぷらから。
食べログなんかでは、別のお皿に乗せられて、注文してから揚げたてが提供される、ということでしたが、そばの上に乗せて出て来たのと、残念ながらかなり前に作られたと思われる冷たくなったものでした。
衣はサクサクで、明日葉自体は冷めていても美味しく、出来たてではないので油が少々重い感じでしたが、熱々を食べてみたいと思わせる味。
蕎麦は、表面はツルツルですべての麺の太さが揃っており、製麺所(工場)で作られた生麺という感じ。
麺と茹で加減は、ちょっと柔らかめ。
ネギとわさびは多め。
つゆは、かえしが強めの甘め、だしの味はあまり感じられず、味もチェーン店で食べるのとさほど変わりません。
キツかったのが、このかき揚げとちくわの天ぷら、キュウリの漬け物の天丼。
手前が、かき揚げ、奥がちくわの天ぷら、左が漬け物。
かき揚げは、熱々ではないですが比較的時間が経っていない感じで、ごぼうとにんじん、玉ねぎが入ったボリューム感のあるものでしたが、ちくわの天ぷらは冷めている上に衣がぼてっとして油もかなり回ってしまってました。
きゅうりの漬け物は、味も見た目も「きゅうりのキューちゃん」ぽい。
さらに、白御飯がノリのようにべちょっとしていたため、甘めのタレも相まって食べ進めると「ムッ」としてきて、申し訳ないですが残してしまいました。
後、器にタレがついていたため、お椀を持っていた左手がねちょねちょに。
価格は安いがお勧めし難い
コスト的には、かなりサラリーマンのお財布に優しいお店ですが、全般的に味の方が濃いめで甘めなのと、白御飯が私の口にはどうしても合いませんでした。
そばだけなら、チェーン店と変わらないコストパフォーマンスなんですが、それだけだと腹持ちが悪いので、私的にはランチのローテンション入りをさせるのが厳しいお店でした。