ジョージ・オーウェル「一九八四年」の邦訳は無料でも読める

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ジョージ・オーウェルの「一九八四年」は、ディストピア小説の代表格として何度も話題になっています。

アメリカでは、バイデン氏が新大統領に就任しましたが、トランプ大統領が誕生した2017年にもベストセラーとなっています。

(CNN) トランプ新大統領が就任した米国で、ジョージ・オーウェルの小説「1984年」がベストセラーランキングの上位に浮上している。

CNN:「1984年」の売り上げ急増、トランプ政権が影響?

最近では、ほとんど電子書籍でしか本を買わない私の場合には、この「一九八四年」についても電子書籍で読もうと思ったのですが、この本自体の出版は1949年に刊行されていて、既に著作権が切れています。

そこで、「一九八四年」の電子書籍について調べてみました。

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書籍の著作権は死後70年

書籍の著作権は、公益社団法人著作権情報センター:著作権の保護期間はどれだけ?によると、2018年12月30日の「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」により、原則的保護期間がそれまでの50年から70年になったので、死後70年。

1949年刊行の「一九八四年」は、延長された70年で計算しても2019年に著作権は切れています。

ただ、著作権の消滅した作品と「自由に読んでもらってかまわない」とされたものを公開している青空文庫に「一九八四年」はありません。

無料で読めるのはHTMLかPDF

現時点で「一九八四年」を無料で読む方法は、二つあります。

一つは、H.Tsubota氏が翻訳されている実験記録 No.02 : 【日本語訳】一九八四年(Nineteen Eighty-Four)

上記のWebサイトでは、横書きのHTML版が無料で読めるようになっています。

また、Amazonでは縦書きで読めるものが99円で販売されていますので、私はこちらを購入してみました。

他にも、iBooksでも販売されています。

もう一つは、山形浩生氏が翻訳した「一九八四年 Nineteen Eighty-Four(PDF)」で、こちらは横書きとなっています。

翻訳者が異なると印象の変わる洋書ですので、読みやすい方を選択するのがいいとは思います。

ハヤカワ文庫からは、 高橋和久氏の翻訳で出版がされていますが、こちらは693円となっています。