「琉球村」は一ヶ所で沖縄の伝統芸能から古民家まで楽しめる場所だった

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沖縄
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沖縄の踊りといえば、太鼓を抱えて踊る勇壮なエイサーが有名です。
エイサー検定エイサーとはによると

本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く。

とのこと。
折角、沖縄に来たならエイサーは見たい、という事で「琉球村」に行ってきました。

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那覇空港から約60分の恩納村に位置

琉球村」は、レンタカーで那覇空港から国道58号線を北へ約60分。那覇バスターミナルからバスでも60分で行けます。

土産物屋と食堂、ステージがある「沖縄の駅ちゃんぷるー」

琉球村の、正式名称は「多幸山観光園琉球村」というそうです。
この時には、「ONE PIECE Village in 琉球村」というイベントをやっていたので、駐車場には幟が立っていました。

 「ONE PIECE Village in 琉球村」の幟

「ONE PIECE Village in 琉球村」の幟


イベントの案内ポスター。

入口から建物に入ると、左手に総合案内所。
総合案内所

総合案内所


中に入ると、キジムナーが「めんそーれ」とお出迎え。


ここにもONE PIECE(ワンピース)のチョッパーが。


「沖縄の駅ちゃんぷるー」と呼ばれるエントランスエリアは、ドーム型の屋根で覆われています。
ちゃんぷるー市場

ちゃんぷるー市場


「ちゃんぷるー市場」には、土産物。

ONE PIECE(ワンピース)のハンコック限定パッケージで、ハブの油入りシークヮーサー石鹸が売ってました。
ちゃんぷるー劇場

ちゃんぷるー劇場


「ちゃんぷるー劇場」では、琉球民謡、三線ライブ、華麗な琉球舞踊などが行われていました。
横には「きじむなぁ食堂」があり、食事をしながら舞台が見れます。
入村口

入村口


「沖縄の駅ちゃんぷるー」は無料ですが、入村口から中は有料です。

イベント・ショーのタイムスケジュール

イベント・ショーのタイムスケジュール


番所

番所



入村料は、大人(16才以上)が1,200円、子供(6才から15才)が600円。

券売機

券売機

沖縄らしい古民家が立ち並ぶ村内


村内に入ると、昔の沖縄が感じられる風景がひろがっています。
県内各地から築80年から200年の琉球古民家が移築されており、100年程前の明治末期の城下町を再現しているようです。

旧花城(はなしろ)家

旧花城(はなしろ)家は、1983年に久米島仲里村より移築されたそうです。

旧花城(はなしろ)家

旧花城(はなしろ)家


三線体験

三線体験


ここでは、三線を貸してくれて、簡単な曲を教えてくれる三線体験が1,000円でできます。
やってみると、ギターのようにフレットがありませんので、綺麗な音をだすのは難しいですが、なんとか最後まで演奏できると楽しくて三線が欲しくなりました。

旧仲宗根(なかそね)家

こちらの旧仲宗根家は、1,800年後期に建てられたもので、1904年(明治37年)に読谷村儀間に移築され、1984年(昭和59年)に琉球村に移築。

旧仲宗根(なかそね)家

旧仲宗根(なかそね)家



門扉や玄関がないのは特徴だそうです。

右側にある衝立のような緑の壁は、「ヒンプン」。
Weblio 辞書によると、中国語の屏風(ピンプン)に由来するらしいです。

琉球建築の民家における典型的な様式のひとつで、門と母屋との間に設けられる「目隠し」をいい、中国語の屏風(ピンプン)に由来するといわれている。「魔除け」という役割もあるが、通りからの目隠しと、南風が屋敷へ抜けていくように設計されているという。



屋根にはシーサー。

旧島袋(しまぶくろ)家

床を高くした建物があるこちらの家は、旧島袋(しまぶくろ)家。

旧島袋(しまぶくろ)家

旧島袋(しまぶくろ)家


1982年に沖縄本島北部名護市羽地より移築されたそうで、国登録有形文化財となっています。

この高くなった建物は、高倉というそうです。

こちらでは、琉球演舞を見る事ができました。


キジムナーの家

キジムナーとは、Wikipediaによると樹木の精霊。

キジムナー(ぶながやー)は、沖縄諸島周辺で伝承されてきた伝説上の生物、妖怪で、樹木(一般的にガジュマルの古木であることが多い)の精霊。

沖縄の民話にはよく出てきますよね。

キジムナーの家

キジムナーの家


巨大なガジュマルの木の上に、建てられています。

旧玉那覇(たまなは)家

旧玉那覇家は、1982年恩納村塩屋より移築されたそうで、こちらも国登録有形文化財となっています。

旧玉那覇(たまなは)家

旧玉那覇(たまなは)家



旧仲宗根(なかそね)家と同じくヒンプンがありますが、こちらは石でできたシンプルなもので、横に石が積まれています。
シーサー

シーサー


こちらも屋根にはシーサーが乗っています。

船舞台

船舞台には、ONE PIECE(ワンピース)のボア・ハンコックと記念撮影ができる舞台が。

舞台は、池の上に2隻の琉球伝統の手漕ぎ式漁船(サバニ:鱶舟)を使って浮かべられていました。
横には迎恩門。

ハブセンター

琉球村の中には、ハブセンターもあります。

ハブセンター入口

ハブセンター入口


ただ、今回は時間の関係でパス。

旧比嘉(ひが)家

旧比嘉(ひが)家は、1982年に玉城村百名より移築されたそうで、こちらも国登録有形文化財となっています。

旧比嘉(ひが)家

旧比嘉(ひが)家



こちらの家にもヒンプンがありますが、こちらは大きな石を3つ横に並べる形になっています。

人間国宝 金城次郎一門の陶器

古民家の軒先に、陶器が並んでました。

陶芸体験もできるようです。


カップ麺を押さえるためだけの陶器「麺そーれー」が面白い。

麺そーれー

麺そーれー


こちらで陶器を作っているのは、人間国宝 金城次郎さんの一門らしく、金城一門系図が貼ってありました。
金城一門系図

金城一門系図

ポーポー屋

ポーポーは、小麦粉を水で溶いて薄く焼き、「アンダンスー」と呼ばれる味噌餡を巻き包んだクレープみたいな食べ物。

ポーポー屋

ポーポー屋


ここでは、ブルーシールアイスクリームやソフトドリンクが売ってました。

ONE PIECE Village in 琉球村

ONE PIECE Village in 琉球村の入口。

ONE PIECE Village in 琉球村の入口

ONE PIECE Village in 琉球村の入口


こちらは、後でじっくり。

道ジュネー

道ジュネーは、民謡・琉球芸能・エイサーショーが揃った複合パレードを見せてくれるもの。

中央広場

中央広場


中央広場で待っていると、銅鑼を持った人の後に続いて、旗を持った沖縄の民族衣装を着た方が入ってきます。


国王と王妃

国王と王妃



最後に、花笠を持った女性と旗持が続きます。

広場を一周すると、国王と王妃は奥に作られた一段高い場所に。

花笠を持った女性に国王が何やら話しかけると、踊りが始まります。

花笠踊り


琉球空手


次は、古武道 沖縄古来の拳法「手(ティー)」と中国唐の拳法が融合し発展して生まれた琉球空手。





棒術も魅せます。

獅子舞

獅子舞も出てきます。
日本の獅子舞よりも、中国の獅子舞に近いですね。



獅子舞は、そばまできて触らせてくれます。

マミドーマ・クイチャーマミドーマ

農民の格好に扮した人たちが、ヘラ、ざる等を使って踊ります。


最後には、一部の観客も交えて円になって踊ります。

エイサー

楽しみにしていたエイサーです。


勇壮なエイサーは、見ている方も楽しいですね。


最後はカチャーシー

エイサー道ジュネーの最後は、観客全員でのカチャーシー(踊り)。
ここは一緒に踊らないと損ですね。

このおばあちゃんは、頭の上に一升瓶を乗せて踊る、というすごい技を披露。

色々な体験ができて楽しい

琉球村は、昔ながらの赤瓦の古民家が一杯で、中をゆっくり歩くだけでも昔の沖縄に来たようなゆったりとした時間を楽しめます。

登り窯

登り窯


昔の製糖機を引く水牛

昔の製糖機を引く水牛


また、時間的に三線以外はできませんでしたが、陶芸などの工芸体験や道ジュネーなど時間一杯まで楽しめるものが多いので、一度は行ってみても損はないですね!